昭和50年代後半、定時制高校閉校が相次ぎ、母校の県立長井工高定時制も閉校されることになりました。閉校記念の会で、最後の8人の卒業生と一緒に「見上げてごらん夜の星を」を坂本九ちゃんの歌いたいという夢を閉校記念授業の反省会で提言したところ、僕が窓口ということになりました。
さっそく九ちゃんが所属しておられたマナセプロダクションに電話をしてみました。「予算はいくらですか?」。ボランティアと言い出せなかったので「20万円ぐらいでいかがでしょうか?」「えっ!20万円ですか」「はいそうです」「とてもそれでは無理です」「すみませんが、ワンステージおいくらでしょうか?」「250万です」・・・ワンステージ250万円の坂本九ちゃんに、ボランティアで来てほしいという夢が瞬時に消えました。
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